ラスト不レンズとは

ラスト不レンズは、2008年4月から放映されているフジテレビの連続テレビドラマ。主演は長澤まさみと、上野樹里の二人。フジテレビのドラマといえば、恋愛系のドラマが多かったのだが、ラストフレンズはめずらしく、いわゆる社会派ドラマになっている。

ラスト不レンズはフジテレビ?

ラストフレンズは、現代の社会問題となっている「DV」や「セックスレス」などを取り上げた社会派ドラマだ。フジテレビといえば、古くは「東京ラブストーリー」を代表に、恋愛系ドラマやエンタメ系ドラマが十八番だった。社会派ドラマは、フジテレビよりもTBSが得意としており、野島伸司を擁して数々社会派ドラマを作っている。そんな中、このラスト不レンズをフジテレビが作成したというのは、テレビドラマ界の移り変わりとして注目すべきだろう。

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ラストフレンズのあらすじ

恋人からのDV(ドメスティックバイオレンス)に苦しんでいる主人公の美知留(長澤まさみ)。一方、誰にも言えない悩みを抱える瑠可(上野樹里)、セックス恐怖症に悩むタケル(瑛太)。悩み傷ついた3人がシェアハウスで共同生活を始める・・・。ちなみに、このシェアハウスで暮らした日々は、「過去回想」形式で語られており、実際の時間軸としては、妊娠した美知留が戻ってきたふるさとの堤防に立っているところで成り立っている。主人公の藍田美知留は、明るく前向きの性格という位置づけだが、離婚家庭に育ち、母親が連れ込む男との生活を嫌っていた為宗佑と暮らし始めるが、そこで彼から激しいDVを受けた経験があるというかげりを持つ。この当たりの設定は、まるでTBS時代の野島伸司の作風を思わせる。

ラスト不レンズの視聴率

80年代〜90年代のテレビドラマ全盛期には、視聴率20%〜30%をたたき出すお化けドラマが乱立した。その中でも、野島三部作で知られるTBSの「人間・失格」「高校教師」「未成年」という社会派ドラマは紅白をしのぐ視聴率をたたき出した。野島伸司をヒットメーカーとしての地位を不動のものとした。ラストフレンズは、低迷する最近のテレビドラマ界では頑張っているほうだろう。初回の視聴率が「13%強」を記録し、20%に迫る勢いを見せている。

ラストフレンズというドラマ

ラストフレンズというドラマがフジテレビには珍しい社会派ドラマというだけではなく、脚本家の浅野 妙子にとっても、かなり異色の作品になっているだろう。彼女のこれまでの作品は、1997年のラブジェネレーション(木村拓哉主演)、2002年「スーパー時代劇大奥」をはじめ、社会派ドラマとはほど遠い世界観であった。ラストフレンズという作品は、フジテレビとともに脚本家浅野妙子にとっても転機となる作品かも知れない。

主演の長澤まさみ

ラストフレンズの見所の1つは、ドラマの主演長澤まさみだろう。このドラマでも主人公の基本的な性格は明るく元気という設定だが、これまでの長澤まさみには経験がない、暗い過去をもつ人物設定だ。ドラマの終盤になれば、このあたりの人間的な深みをどれだけ示せるかが重要になってくるだろう。